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Siege - 包囲攻撃, 攻城, 執拗な努力[説得], 長く苦しい期間 Siege engine - 攻城兵器, 包囲攻撃兵器 このページは 未翻訳 を含んでいます。 Dwarf fortress における Siege engine は、 Catapult (カタパルト) と Ballista (バリスタ) を指し、どちらも Building であり、重火器でもあります。 Ballista イメージ どちらも危険性の高い矢弾を発射することが可能で、その有効射程は絶大です。(スクリーン幅より長く、 Catapult は 80-100 タイル、 Ballista は 130-200 タイルほど。) Catapult イメージ Ballista arrow はその射線上にいる生物が友好的であるか敵対的であるかに関わらず、見境なく殺傷しますが、 Catapult から発射された Stone は Dwarf や Tamed animal (家畜) を傷つけることがありません。 その名のイメージとは違い、 Siege engine (攻城兵器) は防衛のためだけに配備されるもので、 Siege のときに要塞がこれらの兵器で攻められることはありません。(敵が Siege engine を使って要塞を攻城してくる仕様は将来のバージョンでは予定されています (参照)) Siege engine は向きを東西南北の 4 方向に変更できますが、設置後の移動はできません。 設置後は、向きの回転は可能ですが、どこか別の場所に移動させるには 3 つのパーツに分解する必要があります。([q] - [x]) 兵器の建築・操縦のいずれも Siege engineering の Labor を必要とし、Siege engineer の Skill を使います。 兵器を射撃中の状態にするかどうかはプレイヤーが決めます。射撃中は 1 つの兵器につき 1 人の Siege operator が銃座に入ります。 Ballista は専用の Ammo? (弾薬, 矢弾) である Ballista arrow を必要とし、これは Siege workshop で Wood Log? (丸太) から作成します。Ballista arrow には Metalsmith's forge で Weaponsmith の手で製作する Metal 製 Ballista arrowhead を矢尻として追加で取り付けて使うこともできます。 Catapult はシンプルに Stone を弾薬として利用します。 Catapult は Economic stone の使用を制限するよう配慮されていて、Clay? は発射することができません。*1 目次 †Siege engine の建設 †[b] - [i] Siege engine を建設するには、まずはじめに Siege workshop で最低でも 3 つの Catapult パーツか Ballista のパーツを製作する必要があります。 Catapult は catapult parts を 3 つ、 Ballista は ballista parts 3 つから作ります。パーツはすべて Siege workshop で作成し、どんな種類の Wood からも作ることができます。 "parts" (パーツ) は汎用的なものであり、Catapult と Ballista 2 種類の Siege engine パーツ以外の種類はありません。 パーツの Item quality (アイテム品質) は連射速度と、おそらく精度にも影響し、 "☼(masterwork)☼" のパーツ 3 つで作るのがベストです。(要検証) これは未熟な Siege operator の埋め合わせとなるほどではありませんが、ちりも積もれば、です。 パーツを製作してしまえば、建造したい種類の engine のパーツを選択することで、他の Building と同様にそれぞれの Siege engine を建築できるようになります。Siege engine を建築する Dwarf のスキルレベルによって何らかの影響があるのかどうかはまだわかっていませんが、パーツの Item quality は確実な影響があります。 Masterwork 品質のパーツで製作した Siege engine はより高い連射速度となります。(要検証) 組み上がった Siege engine は実質的に 3x3 タイルの建築物となります。取り壊して新しい場所に組み立て直さない限りは、移動してまわることはできません。 Siege engine は Dwarf の移動を妨げることはないため、長い通路上に設置してよいものか悩む必要はありません。 Siege engine の使用 (基礎) †[o] で向きを東西南北のいずれかを向くよう変更します。 [f] で次の各状態を切り替えます。
射撃または射撃待機の命令が Siege engine に与えられると、 Siege operator を担当している Dwarf が対応し、 その Siege engine の場所に来ます。 Ammo は地面に着弾したときに破壊されます。Z 軸方向に落下した場合はこの限りではなく、さらにこの落下した矢弾はダメージを与えることができません。(Stone 輸送機としての Catapult 参照) レイアウト1 ######## #: wall (壁) CCC..._# C: catapult (カタパルト) CCC..._# .: floor (床) CCC..._# _: channel (縦穴) ######## 上図のように Catapult 射撃範囲の終点にある Channel? (水路/溝, この場合 縦穴) は矢弾である Stone を節約できます。 この設計は 跳ね橋 を活用するとさらに改良できます。 レイアウト2-1 跳ね橋が上がっている状態 ##################### CCC..._|............. _|: bridge (橋) CCC..._|............. CCC..._|............. ##################### 跳ね橋が上がっている状態では Stone は Channel に落下します。 レイアウト2-2 跳ね橋が下がっている状態 ##################### CCC...[]............. []: bridge (橋) CCC...[]............. CCC...[]............. ##################### 跳ね橋を下げると Catapult で通路の先を射撃することができるようになります。 Catapult は Dwarf たちを傷つけることがないため、上述のような設計や、次のレイアウト3のように Channel を背にした Catapult 同士が向かい合うような設計も気軽に採用することができます。 レイアウト3 Catapult 同士が向かい合う配置 ###################### #_CCC............CCC_# #_CCC............CCC_# #_CCC............CCC_# #########....######### レイアウト3は完全にトレーニングを目的とした配置ですが、この点においては効果的です。 それぞれの Catapult が発射すると Stone が片方からもう片方へと "供給" されます。 Siege operator は継続的に同じ矢弾を循環させ、矢弾となる Stone を "受け取る" ような形で Catapult の訓練をすることで、完全に自己完結型のトレーニング環境になります。 ただし Stone がそれぞれの operator の後からすぐに利用可能な状態にあるにも関わらず、 Dwarf はとんでもなく間抜けで、採掘したばかりの最も新しい Stone を探して取りに行こうとします。このためこのトレーニング環境の範囲を Burrow として設定し、その Burrow 内で行動範囲を制限してしまうのがベストです。そこまでしてもなお、ときどき範囲外のはるか遠くにある Stone を取りに行ってしまうことがあります。 特筆事項 †
安全面の注意 †Ballista はその射線上にいる生物を全て殺傷可能です! Ballista arrow はこれが通過する全タイル上の、いかなるユニットにも命中します。 射撃範囲となる扇状の領域内の大量のタイルを 通行制限領域? として常に設定して Dwarf たちを立入禁止にしておくか、別のより良い手として正面にあるものは何でも Fortification で囲ってしまって友好的なユニットの通行をさせないようにしておくか*3、またはこれら両方を行っておきましょう。 発射された矢弾は壁に当たるか、スクリーン外に消えるまで飛んでいくものと思われます。 矢弾が Tree? のどこか一部を貫通した場合、 Tree は消滅し、推定では爪楊枝サイズに小さくなっているものと考えられています。(参照) 驚いたことに Catapult は比較的安全です。 Catapult の operator は例え攻撃範囲内にどんなユニットがいても、敵対ユニット (と、野生動物?) だけを標的にします。標的がいない場合は何にも命中しないように、大きく弧を描くようにして発射を緩めます。(ただし Z-level? (Z軸方向の階層) をさらに必要とすることはない) 洞窟内で Catapult を使用しても完全に安全です。これには都合の良い副作用的な効果があり、 固い岩の壁付近に向けて配置してみると、しばらくしてその一帯の Stone が片付いているはずです。 Catapult を屋外に向けて使うと Meat? が手に入る場合があります。上述の通り operator は野生生物がいればそれを標的とします。 "Fire at Will" の状態は標的がいなかったとしても射撃が行われます! "Fire at Will" が指定されている場合、Siege engine は単純に装填と射撃を続け、標的を持たないまま決められた射線に沿って矢弾を発射します。 Siege engine の使用 (応用) †配置 †Siege engine は同じ Z-level 上のほぼ真正面の標的しか射撃することができません。 Siege operator は一般市民です!敵が至近距離にまで近づいてきたときには射撃を中断して逃げ出し、これはおよそ 20 タイル前後の距離です。 Siege engine は他の遠距離武器と同様に Fortification 越しの攻撃ができます。 Fortification は敵の Bolt? や Arrow? による遠距離攻撃からいくぶんか身を守ってくれるため、Siege engine をこういった方法で防衛できる配置にしておくとたいていのケースで有効に機能してくれます。 Skill と Quality †Siege engine のパーツの Item quality は engine のリロードにかかる時間に影響があります。(おそらく精度にも (要検証)) 矢弾の Material (素材) と Item Quality は与えるダメージ量に影響し、もしかすると射撃精度にも同じく影響している可能性があります。 高品質な Siege engine のパーツを手に入れる唯一の方法は熟練した Siege engineer の手で製作することです。そして Siege engineer を育成にはパーツか矢弾の製作がその唯一の方法となっています。 Siege engine の組み立てと解体では Siege engineer の Skill を訓練することはできません。Dwarf のスキルが Legendary レベルにはまだ遠い段階でも ☼Masterwork☼ クラスの品質のパーツを製作することはあるものの、Masterwork 品質のパーツを 3 つ揃えるまでには数百の木材を消費する覚悟が必要です。 Siege engineer を Proficient レベル (Embark? 時にポイントを消費して得られる最高値) まで育成するにはおよそ 120 の木材が必要で、Legendary なら 600 本程度です。 Siege operator のスキルレベルはリロード速度と射撃精度に影響します。未経験の Dwarf が Catapult を装填するには丸一ヶ月を要し、これが矢弾近くの Legendary レベルの operator の場合なら動き回る敵ユニット数体を射撃できます。 Siege operator の訓練は近くに Pit (竪穴) を配置し、そこに射撃を行うのがベストです。そうすることで矢弾を節約できる上、Siege engine 付近に矢弾を確保しておくことができます。 Siege operator が休憩中になると Siege engine の操縦者がいなくなってしまい、一般市民であるために強制することもできないため、配置した engine それぞれに複数の operator がつくことができるようにしておくのがお勧めです。 Strength を鍛えた Dwarf はそうでない Dwarf よりも素早く矢弾の装填ができるため、 こういった Dwarf は operator 担当として良い候補となります。熟練した operator は Strength 用の Cross-training?) で育成できます。 Ballista arrow の装填は Catapult と比べてかなり短時間で行うことができるように思われ、これはおそらく矢弾の重量が軽くなるためと考えられます。 別の方法として、 Cross-training によって、まだ何も有用な仕事をしていない Dwarf を何らかの高い Skill を持った Dwarf に育てるやり方もあります。 戦闘への使用 †一般的に言って、戦闘時における Catapult の効果は Ballista と比べて劣ります。 Wood のような柔らかい素材で矢尻を製作される Ballista arrow はごく普通の布製の衣服でさえもそれてしまうことがあるため、 Arrowhead (矢尻) を製作して取り付けること検討することになるでしょう。 あまりに多くの標的に連続してヒットした Ballista arrow は消滅または破壊されます。この限界値はおおざっぱに言って Goblin サイズの標的で 5-6 体程度と思われます。 実際の防衛時に使う Siege engine は Fire at Will に設定しないほうが良く、これは本当に必要なタイミングに未装填で準備が整っていないようなことが起こりうるためです。 いざ防衛の時が来たら、トレーニング用の engine を停止し、 防衛用の engine の方を Prepare to Fire に設定して operator が持ち場を移動するようにします。 Operator は一般市民 (Civilian) だということを忘れないでください。例え要塞が危機に瀕しているときであっても、一般市民である彼らは自身の空腹、渇き、睡眠、休憩のほうを優先して行動します。 Ballista 砲列 †複数の Ballista を十分に近づけて配置すれば 2-3 タイル幅の通路を完全にカバーできます。 3タイル幅の通路 (Ballista 砲列の部屋は 5 タイル幅) ##### ####################################■\ Entrance++++++++++++++▼・・・・・F++F■\<=: +(~ammo~) Entrance++++++++++++++▼・・・・・F■\<=:■/ Entrance++++++++++++++▼・・・・・F<=:■/ + (~ammo~) ##############################■/+ (~ammo~) ############ + : floor # : wall ▼ : ramp (down) ・ : channel (またはこの階層の "open space") F : fortification ■\ <=: Ballista ■/ 未翻訳*4 矢弾置き場は同じ階層に設置してもかまいませんが、 Stair? や Ramp? を使って別の階層にすることもできます。より広い矢弾置き場が必要な場合もこういった方法なら好きなだけ拡張できます。 別の戦略として、 Floodgate や上げた状態の 跳ね橋 を 3x3 の通路の中心に配置するやり方もあります。 Siege engine の使用 (基礎) にあるようなトレーニング用エリアを、上の図の Channel のある領域に跳ね橋を組み合わせることで追加することもできます。 Stone 輸送機としての Catapult †Catapult が Stone を投げるとき、その Stone は着弾時に破壊されますが、 Z-level を落下した場合に限っては無傷で着弾します。 つまり投げた石が Wall (または Door や起き上がった Bridge) に当たるようにして、そのすぐ下に空っぽの空間をつくっておけば、無傷で Stone をその場所に持ち運べるということになります。 たったひとつの、しかも低品質な Catapult を全く訓練していない operator が操作したとしても、手作業で運ぶ場合より桁外れの速度で Stone を運ぶことができます。 Stair に当たった Stone は Z-level を落下したとしても破壊されるため、注意してください。 ガトリング式 Catapult †Catapult, Garbage dump, Legendary レベルの Siege operator が必要になります。 まず Garbage dump の Zone を Catapult の中央に設定し、十分な数の Stone をそこに dump します。 [d] - [b] - [c] でこれらの Stone を Reclaim します。 十分に Strength と Agility の高い operator がいて、この operator が別の作業に移ってしまう要因のない状況なら、ひとつの Catapult で一度に 2-3 個の Stone を発射しているような状態になります。 バグ †関連 † |