TIPS/Stockpiles

Dwarf達が様々な資源を集める際に、置き場所を指定できるStockpilesですが
自分の思ったとおりにを動いてくれず、苛々とした事はないでしょうか?
そんな貴方の助けに*少しは*なるかもしれません。

基本的な事

Stockpileにアイテムを運ばせるためには各DwarfのLabor(仕事)の設定で各種Hauling(運搬)設定を有効にする必要があります。(デフォルトでは全てON)
設定方法は[v]:view unitsで設定したいDwarfにカーソルを合わせ、[p]:pref→[l]:laborから設定が可能です。
該当するHaulingがONの状態でStockpileに空きがあり、かつStockpileに置くべきものがStockpileの外にあればドワーフはそれを運搬しようとするでしょう。
基本的には、ひとマスにひとつのアイテムを置きますが、BarrelかBinをStockpileに置くことで、 その中に複数のアイテムを収容できます。
Barrelは食料や飲み物が収容でき、Binはそれ以外の アイテムを収容できます。いくつ入るかは、収容するアイテムのサイズによります。

このHaulingによる運搬とWorkshopで何かを作る際に材料を運ぶのは違う扱いなので、例えばStone Haulingをオフにしていても、Masonは材料の石をWorkshopへ持っていくことはできます。
作業にのみ専念させたいなら各種Haulingをオフにして作業をさせると良いでしょう。
MinerのStone Haulingをオフにする事は非常に重要で、これをしない限り貴方のMinerは掘る事に専念できず、作業がなかなか進まないでしょう。

特に石や鉱石などは消費・運搬ともに追いつかずあちこちに溜まってしまいがちで、Stone HaulingをONにしたままでは運搬以外の作業へなかなか向かってくれない事が多いです。

運搬に関するLabor

Custom Stockpiles

ドワーフを効率よく働かせる為にはどうしたらいいか?答えは簡単です。
まずは必要な材料をできるだけ近くに配置し、Workshop等へ材料を運搬する時間を減らす事です。

例えば畑の前に種を置くにはどうするべきでしょうか。デフォルトのStockpilesのタイプ指定のFoodでは 種だけじゃなく肉や酒樽などの余計なものを持ってきてしまうでしょう。
そこで、Cumtom Stockpileを利用すると種だけを貴方の指定した場所へ運ぶ事が可能です。

方法はまず、[p]:Stockpile and Graveyards→[t]:Cumtom settingを選び、集めたいアイテムの種類を選びます。
そうするとアイテムの種類一覧が表示されるので、そこからFoodの項目を[e]nableに変更し、Seedsの項目を許可([p]:permit/seeds)します。
そしてこの状態でCustom Stockpileを貴方の畑の近くに置けば、ドワーフ達が種のみをそのStockpileに運んでくれるでしょう。

種類によってはMaterial(原材料)の指定も可能なので、Wood製のBarrelのみ、などといったStockpileも作ることが可能です。
これを応用すると、Stillの近くに空のBarrelを運ばせ、酒の詰まった樽を今度はKitchenの近くへ運ばせて調理し、調理で空になった樽をまたStillへ運ばせて…といった具合に、作業速度を大幅に縮める事ができるでしょう。

複数の条件指定もできるため、WeaponとArmorとAmmoを一つのStockpileへまとめて置くといったことも可能です。

Take From a Pile

さまざまな理由で、今のStockpileから違う場所へアイテムを移動したいと考える事があるでしょう。
移動させたいアイテムの下のStockpileを消してドワーフが運ぶのをぼんやりと待つ方法もありますが、アイテムによってはStockpile上に置いてない時間が長いと腐ってしまうもの(樽に入っていない食品など)もあり、アイテムロスが出る可能性があるため良い方法ではないでしょう。

Take From a Pileの指示をする事でその問題を回避できます。(100%ではありませんが…) 方法は[q]:Set Building Tasks/PrefsでStockpileを選び、[t]:Take From a Pileで指定をする事で、貴方のドワーフは賢くアイテムを運んでくれるでしょう。
A地点のアイテムをB地点に移動させたい場合は、B地点のStockpileからTake From a Pileの命令でA地点のStockpileを選ぶ事で、B地点のStockpileに置く事が出来るものをA地点から運んでくる事ができます。

また、前述のCustom Stockpileと合わせることで、アイテムの整理等に使うこともできます。

A地点:StoneのStockpile
B地点:ObsidanのみのCumtom stockpile
こう設定し、B地点からA地点のTake命令を出せば、A地点のStockpileからObsidanのみをB地点へ移動させる事が出来ます。

*注意点*
・あくまで適切な置かれ方をしているアイテムのStockpile間移動に限ります。例えばFoodのStockpileの上に乗った本来置かれるべきではないアイテム(Stone等)を、StoneのStockpileからのTake命令で取ってくるといった事は出来ません。
・運搬の優先度が高くなるわけではないので、散乱した石の特定のいくつかをStockpickに指定し、そこだけをを拾ってくるといった用途には使えません。(他の邪魔な石の下を全てStoneのStockpileにして動かす必要をなくしてしまえば*一応*可能ですが…)

BarrelとBinの管理

用途のないアイテムを、Dwarfの気まぐれでBarrelやBinに詰められてしまい、中のアイテムを出す事もできずBarrelやBinを他の用途に使えなくなったり、気付いたら空いていた全ての樽がPlump Helmetで埋まっていたといった経験はないでしょうか?
これは前述のCustom Stockpileの設定と合わせることで管理する事が可能です。

[q]:Set Building Tasks/PrefsでStockpileを選ぶと、Max Barrel/Max binといった項目があります。
これはそのStockpileで利用するBarrelとBinの最大数の設定で、デフォルトでは最大(StockPileの範囲と同じ)になっているので、この数値を変更する事で調整が可能です。
0にする事で、そのStockpileではBarrelやBinを使うことはなくなります。

廃棄設備付きStockpiles

Dwarf達は今のところSockやShirtをところかまわず脱ぎ散らかすクセがあり、綺麗好きなあなたにとっては頭痛の種といえる問題です。
そこで、彼らが頻繁に脱ぎ散らかすであろうFinished goods - footwearやArmor - footwearなどのStockpilesにあらかじめ廃棄機能を付けて置く方法があります。
Tips/ゴミ捨て場にある通り、跳ね橋による粉砕システムをStockpilesにつけておくのです。

   ######    #:壁
   #===B+       L : レバー(跳ね橋にLink)
   #===B#       B : 跳ね橋(Raise方向は↓、降りている)
   #===B#       + : ドア
   ######L      = : Stockpiles

ただし、このままでは使用できません。あなたが散らかりように我慢できなくなったとき、Stockpilesを[p]->[x]で消去して、Stockpilesがあった場所に跳ね橋を設置「しようと」します。このとき必要なアイテムは外に出して(同じStockpilesを作成)、誤って必要な品を粉砕しないように配慮することもできます。ただし、その場合は忘れずにForbidしておかないと、たまたまやってきたDwarfが血だらけのsocksを履き替える可能性があります。

建設にとりかかったDwarfはStone/blockを運び終えた時点で、自分が建設予定の場所にアイテムが落ちている事に気が付きます。
OwnerなItemはDumpフラグが付いていようと何一つ動かさないDwarf達ですが、このときばかりは一つ一つ落ちているアイテムを開いている場所へと移動させていきます。
このとき跳ね橋は上げておきましょう。Raiseしている跳ね橋は進入できないので、そこにアイテムをおいてしまう心配がありません。

   ######    #:壁
   #bbb.+       L : レバー(跳ね橋にLink)
   #bbb.#       B : 跳ね橋(Raise方向は↓、上がっている)
   #bbbB#       + : ドア
   ######L      = : Stockpile
                b : 建造中の跳ね橋
                . : 床

ちなみに、Stockpilesから跳ね橋をはさんでドアがあるのには意味があります。
Dwarfは建設予定地上のアイテムを移動させるときに最短距離に置く傾向があります。そのため、ドアが近くにあると、彼は平気でドアの上に臭くなった靴下を放り投げ、綿密に設計されたすばらしいゴミ処理システムを台無しにするからです。そこで跳ね橋の向こうにドアを配置することで、確実にゴミ粉砕ゾーン(上記図での床2マス)に不用品を移動してくれると期待できます。
彼がアイテムが移動し終わったのを確認したら、建設途中の跳ね橋をキャンセルし、建設担当のDwarfが外に出たのを確認したらドアをロックし、あなたの大事なDwarfが不慮の事故に巻き込まれないように注意してあげましょう。
最後にレバーを引けば、無事処理完了です。
施錠を解き、新たにStockpileを設置すればあるべきところにあるべきものがある、あなたを満足させるような倉庫を取り戻す事ができるでしょう。

賢明な貴方は、跳ね上げておいた跳ね橋の下にStockpilesを置けばいいんじゃないか?と思い付くするかもしれません。それはすでに筆者が試しましたが、そこにはStockpilesを配置することはできませんでした。
また一つの応用として、Stockpilesの下の階層に処理システムを配置するのは良い方法です。廃棄処理が必要なStockpilesを一つのビルに垂直に設置して、床を削除することで最下層にある処理システムに落とす方法です。Legendary MasonならばFloorの一つや二つの付け外しはあっという間ですし、1マス単位で落とすものを決められるのも良い点です。

筆者の経験上、恐ろしく散らかる場所は、Clothier's shop、Leather Works、SocksやShoesのStockpiles、Armorのbootsが置かれるStockpiles、そしてBarrackです。
Workshopごとこの処理システムのStockpiles部分に配置するのも一つの手です。

なお、将来のバージョンでは兵隊も自分の靴下ぐらい片付けるようになるはずなので、こんな大掛かりな仕掛けは不要になる事でしょう。


トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS