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|~翻訳元|[[DF2014:Fortification - Dwarf Fortress Wiki>http://dwarffortresswiki.org/index.php/DF2014:Fortification]]|
|~翻訳元 Rev.|[[Revision as of 13:13, 11 August 2015 by Bouchart>http://dwarffortresswiki.org/index.php?title=DF2014:Fortification&oldid=220176]]|
|~最終更新バージョン|0.40.24|

'''Fortification - 防護壁, 防御設備'''

'''矢等の飛び道具や水を通過させるがドワーフ等は通行できない壁。&br;銃眼(Arrowslit)のようなものと思われるが、要塞側(側に立っている側)が圧倒的に有利と言えるほどの防御力はなく、敵の矢もよく貫通してくる。'''
'''矢等の飛び道具や水を通過させるがドワーフ等は通行できない壁。&br;銃眼(Arrow slit)のようなものか、もしくは Arrow slit や Crenel などの矢を射るための設備を含む防衛用建築である Battlement が近いのかもしれない。&br;要塞側(側に立っている側)が圧倒的に有利と言えるほどの防御力はなく、敵の矢もよく貫通してくる。'''

[[銃眼の参考画像 (Wikipedia)>http://en.wikipedia.org/wiki/Arrowslit]]

&color(#aaa){&size(12){Battlement イメージ};};

// 元画像ライセンス: パブリックドメイン
// https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Battlement_(PSF).jpg?uselang=ja
#ref(battlement.png)

''Fortification'' は [[矢弾>Ammunition]], 液体, [[Mist]]((訳: 霧)), [[Steam]]((訳: 蒸気)), [[Web]]((訳: 蜘蛛の糸)), [[Fire]], [[Miasma]], [[Smoke]] などは通し、[[Creature]]((訳: 生物)) は通さない建築物であり、要塞の [[防衛>Defence guide]] にとって重要な位置を占めています。

遠距離攻撃を行う射手は、 "[[Accomplished>Experience]]" かそれ以上のスキルレベルがなければ、 Fortification から離れた場所から攻撃を通過させることはできません。~
これよりスキルが低い射手の場合は Fortification のすぐ隣に立って撃つ必要があります。


Fortification は垂直方向を除いた全方向からの液体を通過させます。~
Fortification は内部に床を含んでいるため、仮に空のスペース(Open space)の上に建築されていたとしても、液体を真下の方向に通過させません。((訳注: 水槽の床などに使用しても Carved Fortification であれば水漏れはしません))

* 目次 [#index]
#contents



* 建設 [#i71a3761]
* 建設 [#building_fortifications]

防護壁は2種類の方法で建てることができます。
1つめは、建築された壁、もしくは、Smooth処理を施した自然の壁を(d)designation→(a)Carve Fortification(以下、彫られた防護壁)を指示する方法です。
2つめは、(b)buildings→ (C)Wall/Floor/Stairs/Track)から(F)Fortifications(以下、建築された防護壁)を選ぶ方法です。
多くの建物と同様に建築には木材/石材/金属/ガラスが必要です。
(なお、建築された防護壁は、彫られた防護壁によって作られたものと違い、その上は歩行不可能です)
彫られた防護壁はStoneDetailingスキルにアサインされたDwarfが必要であり、
建築された防護壁は材料にあったスキルにアサインされたDwarfが必要です。
Fortification を建設するには 2 通りの方法があります。

- 建築された防護壁は、その上部が開いています。これにより、上部の床は水やアイテム、小動物を浸入させます。(上部に床や建物などが建築されれば密閉されます)
+ 建築済みの [[Wall]] または [[Smoothing]] 処理をした自然の Wall を加工する方法
-- ''[d]''esignation - Carve ''[F]''ortification
-- このタイプを以後 ''彫刻型 fortification'' と呼びます
+ 既存の建築物を加工せず、 [[Building menu>Menu#building_menu]] から新たに建築する方法
-- ''[b]''uilding - ''[C]'' Wall/Floor/Stairs/Track - ''[F]''ortification
-- このタイプを以後 ''建築型 fortification'' と呼びます

- 彫られた防護壁は上部が密閉されています。その上部の床は、建築物と同様の属性となります。(訳注:木の防護壁なら木の床となる)この床はConstructionとしては扱われませんので、その上部に建築が可能です。(床や建物など)

** 彫刻型 [#carved_fortification]
// 訳注: 長いので見出しを追加、彫刻型と建築型の内容をまとめた

- 上部に床面が作成されるため ''歩行可''
- 建築時に、 [[Stone detailing]] がアサインされた Dwarf が必要

* 用途 [#g2f7b4f1]
上部が閉じられています。

飛行可能な生物は防護壁を通り抜けられませんが、当然ながら飛行して越えることができます。
彫られた防護壁の上部は建築可能なタイルですので、隣接タイルに建築物や床を建てることで天井部分を作成できます。これは、飛行可能な生物を防ぎ、ドワーフが雨に濡れることや、奇妙な出来事(天井からの落下物など)への対策ともなります。
(ただし、飛行可能な生物は防護壁の上部に床がなければ、斜め方向に通り抜けることができます)
その上部の床面は、元となった素材の属性のほとんどを引き継ぎます。((訳注: [[Wood]] の 彫刻型 Fortification なら [[Wood]] の [[Floor]] となる)

内側、外側の区別がないため、敵の射手もまた防護壁を通り越して弾薬を撃つ事ができます。
優れた射手であれば真横に立っている必要すらありませんが、
低レベルの射手は防護壁の真横に直接立っていなければ射抜くことが出来ないため、防護壁の横には堀を作ることが推奨されます。
(もしくは2Fにして段差を作るなどの工夫も良いです)
EliteBowmanの攻撃を防ぐには、防護壁の外側に可動橋をアタッチし、橋を上げることにより視線をきることができます。
(ただし味方の射手からも視線は通らないため、こちらからも攻撃はできません)
この上部の床面は "Construction" としては扱わないため、この上にさらに建築が可能です。

戦闘により発生する生物の欠損した体の部品は、防護壁の内部に引っかかることがあります。水により移動させられたアイテムも同様です。
これらを取り除くには防護壁を破壊する必要があります。
上部から落ちてきたオブジェクトも同様に内部に引っかかる可能性があります。
そのため、防護壁を水槽の防護に使う際には、床用の蓋(Grate)を利用することが良いアイデアとなるでしょう。
床用の蓋は殆どの防護壁の内部に引っかかるオブジェクトをキャッチしてくれます。
鉄格子(VerticalBar)または床用の蓋も助けになってくれるでしょう。
何かが引っかかったとき、レバーを操作することにより開閉し取り除くことができます。

窓(windows)と組み合わされた防護壁は侵略者に攻撃されることなく外を見ることが可能です。
建築物破壊者も、防護壁を破壊することはできません。
しかし、敵の射手はあなたのユニットを攻撃することが可能です。窓は矢を防ぎますが、建築物破壊者を防ぐことはできません。
そのため、正しく組み合わせてください。(訳注:ドワーフ→ガラス→防護壁→通路の層を作る)
ただし、炎のブレスを吐くユニットには無効です。
** 建築型 [#constructed_fortification]
// 訳注: 長いので見出しを追加、彫刻型と建築型の内容をまとめた

これらを活用し、アンブッシュやシーフ達を暴くことが可能となりますが、
このアンブッシュやシーフを暴く方法は、本来暴くために必要な3タイルの視界のうち、2タイルを窓と防護壁に費やしてしまいます。
このため、どうしても1タイルの通路になります。(両側から監視するとしてもMAX2タイルの通路となる)
生物の欠損による身体の部品が防護壁に詰まってしまうことが最大の欠点です。
マップの最も端のタイルに彫られた防護壁は、液体(溶岩や水)をマップ外へ流して消失させるためにも利用できます。
アドベンチャーモードでは、あなたはアイテムを防護壁を通して投げることが出来ますが、よじ登ることはできません。
- 上部に床面が作成されないため ''歩行不可''
- 建築時に、素材に応じたスキルがアサインされた Dwarf が必要
- 材料として [[Wood]], [[Stone]], [[Metal]], [[Glass]] のいずれか 1 つが必要

上部が開いています。

これにより、上部の面は [[Water]] やアイテム、小動物などが浸入可能です。~
上に [[Floor]] や他の建築物が建築されればこれは閉じられます。

* バグ [#uaf8405c]

完全に液体に水没した(7/7の深度)防護壁は、生物をブロックすることには役立ちません。
鉄格子やWallGrate(格子)は水没していても生物をブロックできますが、建築物破壊者による破壊を防ぐことはできません。
(訳注:防護壁の内側にWallGrateを作ることで移動可能なパスとして判定不可能にできそうですが…)

Bug:3327
完全に水没していない防護壁(6/7以下の深度)は生物の移動を完全にブロックしますが、
少量の水の流れ(2/7程度)さえあれば、生物は通り抜けることができます。

Bug:5458
防護壁の内部にハマったオブジェクトは、防護壁が破壊されるまで撤去できない。
* 使い方 [#uses]

Bug:2163
生き物は防護壁をジャンプして通り抜けることができる。
** Fortification の飛翔生物対策 [#anti_flying]
// 訳注: 長いので見出しを勝手に追加

Bug:8160
レスラーに投げられた場合や、橋により吹っ飛ばされた場合、上から落下した場合なども通り抜けることができる。
(落下地点が防護壁の内部に留まっていなくてはならない)
赤ん坊を抱えたドワーフがこのケースに陥った場合、赤ん坊は内部に取り残され、成長するまでは自力で外に出ることができず、
赤ん坊が内部にいる限り壁を破壊することはできない。
[[飛翔生物>Flying]]は Fortification を通り抜けられはしないものの、飛び越えることができます。

Bug:2160
防護壁を通した視界の判定が確実でない。
特に、射手ドワーフは敵が防護壁の反対側にへばりついているとき、認識できない。
防衛用の建築物の上部がただの [[Open space]] になっている場合、 [[Wall]] を彫刻型 Fortification に作り替え、その上に [[Floor]] を建築することで飛翔生物対策をとることができます。~
屋根を設置することは雨に濡れることをとかく嫌う Dwarf や、何らかの落下物のアクシデントに対しても有効な対策となります。

Bug:2697
防護壁の侵入されたくない側に像などをおくことで防護壁の内部からステップアウトする際に進入不可能なタイルと判定させることができる。
ただし Fortification の上部に [[Floor]] がない場合、飛翔生物は斜め方向に通り抜けることができるため注意してください。

内側と外側の区別はないため、敵の射手もまた Fortification 越しに遠距離攻撃を行うことができます。

Fortification に隣接している敵は、要塞内に普通に遠距離攻撃を行うことができてしまうため、Fortification の周囲に堀を追加しておくのがお勧めです。~
または Fortification を 1 つ上の階層に配置して段差を作っても良いでしょう。

** Fortification の Elite bowman 対策 [#anti_bowman]
// 訳注: 長いので見出しを勝手に追加

[[Elite]] クラスの Bowman と [[Crossbowman]] の敵は、彼らの攻撃範囲内であればどんな距離からでも Fortification 越しの遠距離攻撃を行うことが可能で、常に的確にこちらの兵力をそぎ落としていきます。

Fortification の利便性を損なうことなく Elite Bowman 対策を行うには、1 タイル幅の [[跳ね橋>Bridge]] を Fortification のすぐ外側に設置して上げておくことです。

個々の Bridge に [[Lever]] を取り付け、敵の [[Elite]] が脅威となるときは Lever を pull します。~
Bridge の守りは敵の視線を遮り、 Bolt の入り込む余地をなくします。((訳注: ただしこちらからも攻撃はできません。))


** Fortification の目詰まり対策 [#anti-stucking]
// 訳注: 長いので見出しを勝手に追加

近接戦闘によって発生する、切断された体の一部や、彼らの身につけていたアイテムが Fortification の内部に引っかかることがあります。~
[[水の流れ>Flow]] で移動してきたアイテムも同様です。

すぐにこれを取り除くことはできず、その場にアイテムが散らかり続けてしまったり、特に [[Miasma]] を発生させる原因となったりします。

これを解決する最も簡単な方法は、 Fortification を一度解体し、再び建築し直すことです。

Fortification の上から落下してくるものも同じく内部に引っかかってしまうため、例えば Fortification の真上の階層に水が流れていて、上部が開いた建築型 Fortification がそのまま排水溝になっている場合などは、 Fortification 上部に [[Floor grate>Grate#floor_grate]]((訳: 床格子, 床面に設置する柵)) を設置しておくと良いかもしれません。~
Grate が大抵のものはキャッチしてくれるので、Fortification にものが落下して詰まることはなくなります。

&color(red){''次の段落は説明の改善が必要です。''};((訳注: Vertical bar を複数並べてあるところにものが詰まったとして、レバーで開閉したところで次の Bar にひっかかるだけでは、と思ったんだけど、ものが流れるときに拾い集めるだけの時間の余地があるということなのか、どうなのか。自分で検証できてないので、これ以上の説明が難しく、詳しい人に補足や修正などもらいたいです。))~
水平方向の水の流れに乗ってくるものを止める方法は簡単ではありませんが、[[Vertical bar>Bars]] や [[Grate]] を並べて配置すると役立つかもしれません。((訳注: [[Vertical bar>Bars]], [[Grate]] は共に液体や気体を通過させられる格子状の壁。Grate が材質を選ばないのに対し、 Bar は金属のみで製作できる。どちらも [[Lever]] や [[Pressure plate]] と連動させて開閉が可能。))
何かが引っかかったとき、少なくともその場においてはレバーを操作して格子を開閉し、取り除くことができます。

** Window を組み合わせた防衛 [#with-window]
// 訳注: 長いので見出しを勝手に追加

Fortification を [[Window]] と組み合せると、侵入者にみつかることなく Dwarf や 家畜が安全に外を見られるようになります。

[[Construction]] である Fortification は [[Building destroyer]] に対する耐性を持ち、破壊されることはありませんが、Fortification だけではまだ敵のアーチャーがあなたのユニットを攻撃できる状態にあります。~
そこで [[Window]] を取り付けることで敵の矢を食い止めることができますが、[[Window]] は [[Building]] であるため、[[Building destroyer]] が破壊可能です。

この 2 つを適切に組み合わせれば、こちらから敵を安全に視認すできるバリアーとすることができます。((訳注: 内部 -> [[Window]] -> Fortification -> 外部 の順で組み合わせる))~
ただし、[[Fire]] のブレスを吐く敵を防ぐことは例外的にできません。

十分な数の家畜がいれば、この方法で [[Ambush]]((訳: 伏兵)) や [[Thief]]((訳: シーフ, 盗賊)) を早期発見できます。~
ただし、 [[最大探知距離>Observer]] は 3 タイル分の距離であり、このうち、 2 タイルを [[Window]] と Fortification で使ってしまうため、ステルス状態の敵ユニットがこの設備の 1 タイル外側に来た場合にしか防げず、このため外側はどうしても 1 タイル幅の通路にせざるを得なくなります。(両側から監視する場合は 2 タイル幅の通路が可能)

この防衛設備の大きな欠点は Fortification に body parts が詰まってしまうことです。

** 排水溝としての活用 [#drainage]

おもしろいことに、マップ内の一番端のタイルを 彫刻型 Fortification にすると、 [[Water]] や [[Magma]] を排水し、マップ外に流してしまうことができます。


** Adventurer mode の Fortification [#in_adventurer_mode]

[[Adventurer mode]] では、なんでもアイテムを投げ捨てられます。(Bow, Arrow, Axe, Hammer, Shield, Body armor, Body parts, Corpse, などなど)

ただし Fortification をよじ登ることはできません。



* バグ [#bugs]

- 完全に液体に水没した(深度 7/7) Fortification は、泳いで移動する生物をブロックできない&br; [[Grate]] や [[Vertical bar>Bars]] はこれをブロックするものの、[[Building destroyer]] による破壊を防ぐことはできない((訳注: Fortification の内側に Wall [[Grate]] を作ることで移動可能なパスとして判定不可能にできそうですが…))
-- [[Bug 3327>http://www.bay12games.com/dwarves/mantisbt/view.php?id=3327]]
- 完全に水没していない Fortification (深度 6/7 以下) は、全く見えない状態であるにも関わらず生物の移動を完全にブロックするが、少量の水の流れ (最低 深度 2-3/7) があれば、生物は通り抜けることができる
-- [[Bug 5458>http://www.bay12games.com/dwarves/mantisbt/view.php?id=5458]]
- Fortification の内部に詰まったものは Fortification が破壊されるまで撤去できない
-- [[Bug 2163>http://www.bay12games.com/dwarves/mantisbt/view.php?id=2163]]
- 生物が Fortification をジャンプして通り抜けることができる
-- [[Bug 8160>http://www.bay12games.com/dwarves/mantisbt/view.php?id=8160]]
- レスラーに投げられる、Bridge により飛ばされる、上から落下した、などの場合に Fortification を通り抜ける
-- 本来は落下地点が Fortification の内部に留まっていなくてはならない
-- 赤ん坊を抱えたドワーフがこのケースに陥った場合、赤ん坊は内部に取り残され、成長するまでは自力で外に出ることができず、赤ん坊が内部にいる限り壁を破壊することはできない
-- [[Bug 2160>http://www.bay12games.com/dwarves/mantisbt/view.php?id=2160]]
- Fortification を通した視界の判定が確実ではない
-- 特に、[[Marksdwarf>Combat skill]] は敵が Fortification の反対側にへばりついているとき、認識できない
-- [[Bug 2697>http://www.bay12games.com/dwarves/mantisbt/view.php?id=2697]]
-- Fortification の侵入されたくない側に像などをおくことで Fortification の内部からステップアウトする際に進入不可能なタイルと判定させることができる


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