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*Fortification [#wbab75d6]
防護壁。~
矢等の飛び道具や水を通過させるがドワーフ等は通行できない壁。~
銃眼(Arrowslit)のようなものと思われるが、要塞側(側に立っている側)が~
圧倒的に有利と言えるほどの防御力はなく、敵の矢も良く貫通してくる。~
~
[[銃眼の参考画像(Wikipedia):http://en.wikipedia.org/wiki/Arrowslit]]~



1.防護壁の概要

防護壁は弾薬、液体、霧、蜘蛛の糸、炎、瘴気、煙の通過が可能な壁です。
(内外どちらからでも通過可能です)
射手はある程度のスキル(accomplished以上)があれば、防護壁に密着しておらずとも壁を射抜くことができます。
それ未満の場合は防護壁に密着していなければなりません。
防護壁は垂直方向以外からのあらゆる方向から液体を通過させます。
(水槽の床などに使用してもCarvedFortificationであれば水漏れはしません)



2.防護壁の建設方法

防護壁は2種類の方法で建てることができます。
1つめは、建築された壁、もしくは、Smooth処理を施した自然の壁を(d)designation→(a)Carve Fortification(以下、彫られた防護壁)を指示する方法です。
2つめは、(b)buildings→ (C)Wall/Floor/Stairs/Track)から(F)Fortifications(以下、建築された防護壁)を選ぶ方法です。
多くの建物と同様に建築には木材/石材/金属/ガラスが必要です。
(なお、建築された防護壁は、彫られた防護壁によって作られたものと違い、その上は歩行不可能です)
彫られた防護壁はStoneDetailingスキルにアサインされたDwarfが必要であり、
建築された防護壁は材料にあったスキルにアサインされたDwarfが必要です。

・建築された防護壁は、その上部が開いています。これにより、上部の床は水やアイテム、小動物を浸入させます。
 (上部に床や建物などが建築されれば密閉されます)

・彫られた防護壁は上部が密閉されています。その上部の床は、建築物と同様の属性となります。(訳注:木の防護壁なら木の床となる)
 この床はConstructionとしては扱われませんので、その上部に建築が可能です。(床や建物など)



3.防護壁の用途

飛行可能な生物は防護壁を通り抜けられませんが、当然ながら飛行して越えることができます。
彫られた防護壁の上部は建築可能なタイルですので、隣接タイルに建築物や床を建てることで天井部分を作成できます。これは、飛行可能な生物を防ぎ、ドワーフが雨に濡れることや、奇妙な出来事(天井からの落下物など)への対策ともなります。
(ただし、飛行可能な生物は防護壁の上部に床がなければ、斜め方向に通り抜けることができます)

内側、外側の区別がないため、敵の射手もまた防護壁を通り越して弾薬を撃つ事ができます。
優れた射手であれば真横に立っている必要すらありませんが、
低レベルの射手は防護壁の真横に直接立っていなければ射抜くことが出来ないため、防護壁の横には堀を作ることが推奨されます。
(もしくは2Fにして段差を作るなどの工夫も良いです)
EliteBowmanの攻撃を防ぐには、防護壁の外側に可動橋をアタッチし、橋を上げることにより視線をきることができます。
(ただし味方の射手からも視線は通らないため、こちらからも攻撃はできません)

戦闘により発生する生物の欠損した体の部品は、防護壁の内部に引っかかることがあります。水により移動させられたアイテムも同様です。
これらを取り除くには防護壁を破壊する必要があります。
上部から落ちてきたオブジェクトも同様に内部に引っかかる可能性があります。
そのため、防護壁を水槽の防護に使う際には、床用の蓋(Grate)を利用することが良いアイデアとなるでしょう。
床用の蓋は殆どの防護壁の内部に引っかかるオブジェクトをキャッチしてくれます。
鉄格子(VerticalBar)または床用の蓋も助けになってくれるでしょう。
何かが引っかかったとき、レバーを操作することにより開閉し取り除くことができます。

窓(windows)と組み合わされた防護壁は侵略者に攻撃されることなく外を見ることが可能です。
建築物破壊者も、防護壁を破壊することはできません。
しかし、敵の射手はあなたのユニットを攻撃することが可能です。窓は矢を防ぎますが、建築物破壊者を防ぐことはできません。
そのため、正しく組み合わせてください。(訳注:ドワーフ→ガラス→防護壁→通路の層を作る)
ただし、炎のブレスを吐くユニットには無効です。

これらを活用し、アンブッシュやシーフ達を暴くことが可能となりますが、
このアンブッシュやシーフを暴く方法は、本来暴くために必要な3タイルの視界のうち、2タイルを窓と防護壁に費やしてしまいます。
このため、どうしても1タイルの通路になります。(両側から監視するとしてもMAX2タイルの通路となる)
生物の欠損による身体の部品が防護壁に詰まってしまうことが最大の欠点です。
マップの最も端のタイルに彫られた防護壁は、液体(溶岩や水)をマップ外へ流して消失させるためにも利用できます。
アドベンチャーモードでは、あなたはアイテムを防護壁を通して投げることが出来ますが、よじ登ることはできません。



4.既知のバグ

完全に液体に水没した(7/7の深度)防護壁は、生物をブロックすることには役立ちません。
鉄格子やWallGrate(格子)は水没していても生物をブロックできますが、建築物破壊者による破壊を防ぐことはできません。
(訳注:防護壁の内側にWallGrateを作ることで移動可能なパスとして判定不可能にできそうですが…)

Bug:3327
完全に水没していない防護壁(6/7以下の深度)は生物の移動を完全にブロックしますが、
少量の水の流れ(2/7程度)さえあれば、生物は通り抜けることができます。

Bug:5458
防護壁の内部にハマったオブジェクトは、防護壁が破壊されるまで撤去できない。

Bug:2163
生き物は防護壁をジャンプして通り抜けることができる。

Bug:8160
レスラーに投げられた場合や、橋により吹っ飛ばされた場合、上から落下した場合なども通り抜けることができる。
(落下地点が防護壁の内部に留まっていなくてはならない)
赤ん坊を抱えたドワーフがこのケースに陥った場合、赤ん坊は内部に取り残され、成長するまでは自力で外に出ることができず、
赤ん坊が内部にいる限り壁を破壊することはできない。

Bug:2160
防護壁を通した視界の判定が確実でない。
特に、射手ドワーフは敵が防護壁の反対側にへばりついているとき、認識できない。

Bug:2697
防護壁の侵入されたくない側に像などをおくことで防護壁の内部からステップアウトする際に進入不可能なタイルと判定させることができる。



翻訳元(2015/09/26 22:56時点の下記ページ)
http://dwarffortresswiki.org/index.php/DF2014:Fortification


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