リプレイ/34.11_全滅まで続けたい中級者のリプ5(完結)

8年目

《ルール》
地上のみを範囲とするBurrowを設定し、全ドワーフをそれに封じる。
春の最初の1月のみ準備期間として要塞に出入りしても良い(つまりBurrow設定は1ヵ月後)。

秋のドワーフキャラバンをTrade depotへと迎えたら終了。残存メンバーを生き残りと扱い「Abandon the Fortress」を押す。
ドワーフが全滅したらゲームオーバー

去年の終わりのAmbushの生き残りが画面端で呻いています。
怪我をすると逃走モードになっていても移動が遅れ、逆にトドメを刺すために軍を動かさないといけないのが面倒。
そのまま逃げて貰っても良いのに。

ポーズを入れて、今年一年の耐久に必要なものは何かを考えます。

食糧庫にはマスターワークのローストがたっぷりと、10種類近いお酒の備蓄があります。
しかし全ては必要無いですし、全てを運び出していては時間が足りません。
地上に持ち出すものを選びます。食糧は最悪家畜を解体できるので、お酒を重視します。

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地上は要塞化が完了しています。
跳ね橋のレバーが地下深くにしか存在しないことをどうすれば良いかを考えましたが、
よくよく考えてみると、後から地上にレバーを作ってそれと接続すれば、地上でも跳ね橋は操作できそうです。

そのために必要なのはメカニズム若しくはメカニズムを作るための石材。
罠を仕掛けまくって防備の助けにする予定なので、石をどれだけ持ち出せるかも重要そうです。

ドワーフ達は何処で寝れば良いのでしょうか?
ベッドの数に関しては、作りすぎてしまった分が倉庫に置いてありました。
これを設置し、ひとまずはバラックで寝泊りさせることにします。

あとは、防備に必要となるだろう装備の中で、品質の優れたものをいくつか。
最終的には全員が兵士となって戦わなくてはならないことも予想されます。

もし可能ならドワーフの幸福の為に、高品質の作品を運び出して地上に設置しなおす予定です。

Loborを真っ白にし、全てのstockpileを解除して、地上に必要なだけの倉庫を作りなおします。
必要ないアイテムはForbid設定に。

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この忙しい時にもmoodはやって来ます。17回目。幸い材料は有るようで、発狂は免れます。

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そこそこの家具が出来ました。

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大混乱の中で放置され、miasmaが充満する台所。腐ったのは多分、解体されたままの肉?
食糧倉庫からは選ばれた樽のみが運び出され、歯抜けになっています。

一ヵ月後。
……しかし、これは……。

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段取りが悪かったのか、全く予想よりも少ない物資しか運び出せていません。

特に石材の運び出しが疎かにされていたのが厳しい。
どうやら近くにある物を優先して運ぶらしく、比較的深層にあった石置き場には行きにくかったようです。
罠を増産するどころでなく、橋を動かすので精一杯でしょう。

その理屈だと武器倉庫も遠いのですが、変な場所で脱ぎちらかされた装備が回収されたらしく、
全く装備が無いという状況は免れたようです。

代わりに食糧とお酒は充実しています。地下1階の動物置き場に一緒に置いてあったCageもです。

後悔しても、この資源をやりくりしてやって行くしかありません。
全員を地表全域のみに設定したBurrowに配置し、ついでに地下の全てをFprbid指定すると、皆が一斉に外へと出てきます。
取り残された者が居ないのを確認し、地下への唯一の入り口も封印されました。

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休む間もなく、少しでも資材を確保するべく、最早必要ないと思われる道路の舗装がブロックに還元されます。
切り株だらけだった地表には、何時の間にか再び木が茂っていました。それも、切り倒されます。

それらの資材で最優先で建設されるのは、キャラバンを迎え入れるためのTradedepot。
各ワークショップも再建されていきます。

既に放棄が決定された要塞に、命知らずな移民が4人やって来ました。要塞人口は合計31人。

あんまり幸福じゃない移民たちがちゃんとやって行けるか、不安を抱えながら仲間に迎え入れます。
と言うか、元々居たドワーフも、みるみるうちに不幸になっていくのが見えます。

少しでもドワーフを幸福にするべく、移民初期に行うような、個人部屋の作成やダイニングルームを作ります。
これらの部屋を屋外に作ることなど無かったので、屋根が無いとダメなことに改めて気がつきました。
人手だけは有り余るほどにあるので、繰り返し設計の試行錯誤を行います。

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かつてはキャラバン用通路だった場所。2階に弓練習所があった関係で、ここは屋根があります。
個室は、幸福の低下している者に優先的に割り当てられます。

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Ambush。しかし秋までは閉じ篭るつもりです。罠の通路以外に侵入経路はありません。
そもそも、跳ね橋を再度降ろす機構がまだ出来ていません。
エルフのキャラバンも来ました。Ambushに襲われてもらいます。

何故か矢の射程範囲に好んで行きたがるドワーフが現れたので、Burrowを設定しなおして引っ込めます。
しかし、偶然入り口付近の至近距離に居て、応戦に向かってしまった兵士1人が死亡しました。

エルフの商隊の遺品は、この状況においてもそれほど役に立ちそうではありませんでした。
食糧とお酒が追加されたのは悪く無いのかもしれません。装備も、木のものながら、増えました。

そんな中で、ドワーフの死亡通知が入ってきました。

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彼は、残りのドワーフの中で最も不幸だったので心配していたのですが……何が有った。
[z]でズームしてみると……。

!!????

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彼のもともとの自室で乾き死にをしているようです。
侵入経路は全て潰したはずなのに、どうやって戻ったのか全く解りません。
こんな所で見つけた瞬間、割と真剣にゾクっとしました。

うっかり閉じ込めてしまった、という事も、無いはずです。ちゃんと確認しました。
中へ降りる斜面の最後の1マスにFloorを作る指示を出し、実際にそれが実行されるまで目を離した数瞬。
その僅かなタイミングで要塞内に駆け戻った……というのが最も可能性が高そうですが……。

周囲の旧居住区には彼以外にも、どうやってかここに辿り着いたらしきドワーフが居て、
既にForbidなうち捨てられたベッドを前に、床で眠っています。乾きに苦しみながら。
この画像の外にも、もうひとり、つまり計3人がここに居たことになります。

何が彼らを呼び戻したのでしょうか。

どうやら地上に出ることは出来ないようで、残りの2人も最早そこで死ぬ運命です。
この要塞――"Clodmountains"の廃墟そのものが、彼らの墓標となるでしょう。

ひとりは、この要塞のミリティアコマンダーであり、最強の兵士でした。
兵の少ないこの要塞において、兵士がするべき仕事の多くを彼一人でこなしていました。
5年目の終わりに右の手首より先を失いましたが、それでも武威衰える事無く今日まで生きながらえたのです。

彼と共に、彼に与えられた4種のアーティファクトも地底へと置き去りにされ、失われました。

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夏の移住者は1人でした。
移住者と共に、Giantkeaが空に舞い始めました。全ての作業が飛行可能な野生動物に邪魔されうる環境では脅威です。
さっそく建築を妨害され、アイテムを盗まれ始めます。
いきなりMastarworkのsteel mail shirtを持っていく辺りに悪意が感じられます。

全員が無スキル同然なので、最早誰が兵士をやっても変わりません。
幸福に余裕のある者を上から4人弓兵として徴兵し、攻撃を指令します。

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これで対抗策になるのか……という諦観と共に見ていたら、意外と無スキル弓兵は頑張りました。
上手く撃ち落とし、塀の内側に落下したKeaにトドメを刺します。

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残酷なるstrange mood。BarとGemとClothとBornを要求しています。無理です。
乏しい物資の中から都合して周囲を壁で囲み、幽閉します。
moodはこれで18回目。最後になってくれれば良いのですが。

要塞ステータスを確認してみたら、550単位ほど持って来ていたと思った酒が、既に180しかありません。
減りすぎてて、始めに550単位あったと言うのが自分の見間違いだったんじゃ……と思うくらい。
でもあんなに持ってきたよね。地下食糧庫の酒倉はほとんど空っぽだよ。

計算してみると、多分、足りない。濁った水に満たされた池はありますが、焦ります。
エルフの遺品の中にPrickle berryとLongland grassの種があったので、地上耕作を試みます。

……が、中々上手く行きません。
先程から「Item inaccessible」による作業中断と思しき赤文字が、怒涛の勢いで流れているのと関係あるのかも。
畑近くのstocpileに既に種を運び終わっているのですが……。

一応、夏の中旬にはキャラバンを迎えるまでの仮住まいの形が整いました。
跳ね橋を再度上げ下げするためのメカニズムとレバーは、運び込めた石材でギリギリ足りました。
資材消費の激しい地上の建物作りには、道路舗装を分解して得られたブロックを充てました。

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2階部分の元弓練習場はバラック、その1階が長屋。長屋の個室は不幸な者に与えられます。
壁に近い僅かなスペースを部屋に切り取り、屋根を張り、そこが Dining room とされました。
一部のドワーフの強い要望により運び出されたガラスの彫像が並べられ、部屋の価値を高めます。

バラックへ上がる階段に被せられたFloor Hach 、バラックのDoor 、バラックのCabinet
食堂 の Glass door と Cabinet ――以上の5品はアーティファクトです。

粗末な部屋の中、不釣合いに豪華な家具に囲まれて秋を待ちます。しかし、秋は哀しいほど遠かったのです。

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Ambush!
跳ね橋を持ち上げ式にし忘れていたので、地上を囲う塀には隙間があります。矢が飛んでくるのを慌てて逃げ、
種探し?かは解りませんが、用も無いのに堀の外に出ていたドワーフをアラートで呼び戻します。

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しかし要塞入り口の前にも敵が出て、挟みうちになりました。彼は今回の熾烈なAmbush最初の犠牲となりました。

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人間のキャラバンと、始めてみるマスターシーフ。

連続アンブッシュが続き、容赦なく包囲されます。要塞の総人数より多い敵……30人以上に囲まれました。
人間のキャラバンは見捨てる気満々ですが……故郷からの迎えと同時にコレが来たらどう考えても終わる。

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何時の間にか敵に要塞内に侵入! 跳ね橋上げ忘れてたっけ、ってか元々降ろしてなかったような!?

通常の移動ルートではありえない場所に居るので、初期配置で堀の内側に敵が出た可能性もありそう。
一応「マップの縁の近く」ではある場所だし、壁の切れ目が有るし。
たまに、堀に嵌った状態で敵が出るのは確認したことが有ります。

……全員を徴兵して、例え素手ででも対抗させます。

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地の底にも獣が現れています。もう関係無いけど。

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壁の内側に現れた敵3体は、袋叩きにして倒すことが出来ました。弓しか持ってない敵3体相手に怪我人の数がヤバい。
この時点で敵は残り21体。

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他の商人が殺され、追い散らされる中、幸運にも(あるいは不運にも)砦内のtrade depotまで来れてしまった商人。
彼は帰れるのか?

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塀の切れ目から、包囲の構えでその場に居座る槍兵を狙撃する素人弓兵。動いてくれないと罠にも掛からない。

罠地帯を踏ませてさえしまえば、残りの敵も簡単に排除することが出来ます。
10人ほどが切り刻まれ、残りの敵は撤退していきました。

次々と死亡確認の報告が入ります。怪我人に水を運ぶバケツがないと叫ぶ者が居ます。
多くのドワーフがベッドから離れられません。

棺桶を作る石材すらもう無いので、仲間の遺体はゴミと一緒に並べられます。
空にはRavenが舞っていて、不吉な烏の鳴き声が聞こえて来るようです。

秋を迎えることが出来たのは、25人でした。

病院治療は望むべくも無いですが、とりあえずチーフメディカルドワーフを任命してヘルススクリーンを出します。
チェックしてみたら、無傷のドワーフは12人でした。彼らを1軍として、防衛線の中核とします。

残りの半数のほとんどが立てないドワーフらしいです。
何も考えずに戦うと、脚に傷を負う確率が高いのでしょうか?
しかし、彼らすらも貴重な戦力なので、暫定的ながらSquadのひとつに編入しておきます。

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アーティファクトの作成に失敗したドワーフが、よりによってバーサークしました。
他のメンバーを脅かして作業の邪魔になるかなと思いましたが、視界に誰も入らないためかその場でじっとしてくれています。

付け焼刃で骨細工師と大工を任命し、骨矢、バケツ、松葉杖を作らせます。
骨は家畜の屠殺により多目に準備できています。

不幸なものが多すぎて、ベッドの割り当てどころではなくなってきました。
以降は、今までの幸福値の貯金がどれだけ持つかの耐久レースになりそうです。

全体的に装備が足りていないようで、敵の遺品の一部を、Forbidを外して集めます。
特にクロスボウと矢が足りません。遠距離部隊を編成しすぎたか……。骨を材料に補充します。

夏の2月目からは病人以外を全員動員し、軍人待遇のままで働いて貰います。
ぎりぎりに徴兵すると、装備を付けてくれないかもしれないからです。

それでもこの期に及んで武器防具を手にしてくれないドワーフが居ますが……。
一応、近接部隊の主力は鋼鉄装備で固められました。
遠距離部隊の矢筒が足りないようです。急ピッチで家畜を潰し、革を取ります。

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子犬が一斉に成長し、Dogになったので、手分けして訓練を命じます。

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バケツは幾つか作ることが出来、水を運ぶものも居たのですが、人手が足りなかったらしく
脱水症状で命を落とすものが出てきました。

……時間が経つのが遅い。
しかしキャラバンと同時にAmbushが来るのだろう恐怖にも怯えます。

初冬に移民がふたり。移民の方が幸福な状況は非常に久し振りに見ます。
その内のひとりはハンターでした。この状況において、一番必要とされている人材と言って過言では無いでしょう。
軍に編入し、急いで装備を与えます。

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このとき、マップ橋にどこからか来たTraderが固まっているのを見つけました。角に2人、少しはなれて1人。
何時から居たのか……。

彼らの不可解な動きが何かの予兆で、キャラバンが来ない、なんてことになったら悪夢です。

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来て欲しくない方、Ambushが来てしまいました! 固まっていたTraderは死にます。

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続けて敵が集まってきて、あっという間に人数が膨れ上がります。

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そんな中でのキャラバンの到着!

南門です。敵が大量に居る中、囲まれては居ないまだマシな場所ですが、油断できません。
急いで南の橋を下ろす指示を出します。

問題点は、メカニズムが足りなかったため、レバー節約の為に、一本のレバーに南と東の橋が連動している点。
東にも通路が出来てしまうため、そちらからも敵が入ってくるかもしれません。

そして、一度出現した商人は、跳ね橋を降ろして近くに最短距離の通路が出来ても、
一番初めに決めたと思われる、遠回りなルートでDepotにやってくることがある、という点でしょうか。

……全員を徴兵してしまったためか、誰もレバーを引いてくれません。兵隊も作業するよね!?

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キャラバンの後詰の護衛が、背後から迫るゴブリンへと向かいます。

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やっと跳ね橋が下りました。しかし、キャラバンは既に西へと回りこんでいます。
徴兵部隊の一部がキャラバンの護衛と合流し、ゴブリンを掃討しました。
結果論ですが、このとき活躍したのは、比較的貧弱な装備の一隊でした。誰が役に立つかはわからないものです。

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入城するキャラバン。
この時は運も味方していて、タイミング良く西方面から来ていたAmbushは罠に踏み込み、殲滅された直後でした。

また、この時点で思い出したのですが、キャラバンは別に3マスの幅のある通路が無くとも、
画面外にワゴンを乗り捨てて徒歩でdepotまで来てくれるのでした。このリプレイでもそうやって来てくれたこと確かに有った。
西の跳ね橋がまだ降りていなくてめちゃくちゃ焦ったのですが、ちゃんと細い通路を渡って来てくれました。

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かくして、22人のドワーフが生き残ることが出来ました。
傷の重さでベッドから離れられない者も多く、要塞の放棄の後、彼らがどのような運命を辿るのか心配です。
しかし、彼らの今後を此処で知ることは出来ません。

またどこかで彼らの姿を見つけられるのでしょうか……?

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End.

追記
要塞最終ステは撮り忘れました。多分、created welth は1,600,000くらいだったと思います。
7年目の終わりよりも色々な価値が減少しているのを見て驚いた記憶が有ります。
created welth は減ることも有るんですね。

長いリプレイを読んでいただいて有り難うございました。
少しでも楽しんでもらえたら、そして同じ位のプレイ経験の人の指針となることが出来たならば、嬉しく思います。


添付ファイル: file152.png 52件 [詳細] file141.png 22件 [詳細] file133.png 45件 [詳細] fileArt.png 7件 [詳細] file158.png 6件 [詳細] file157.png 61件 [詳細] file156.png 24件 [詳細] file155.png 144件 [詳細] file154.png 143件 [詳細] file153.png 144件 [詳細] file151.png 18件 [詳細] file150.png 14件 [詳細] file149.png 49件 [詳細] file147.png 8件 [詳細] file146.png 48件 [詳細] file145.png 150件 [詳細] file144.png 20件 [詳細] file143.png 7件 [詳細] file142.png 6件 [詳細] file140.png 50件 [詳細] file139.png 38件 [詳細] file138.png 7件 [詳細] file137.png 6件 [詳細] file136.png 97件 [詳細] file135.png 15件 [詳細] file134.png 95件 [詳細] file132.png 26件 [詳細] file131.png 68件 [詳細] file130.png 6件 [詳細] file129.png 6件 [詳細] file128.png 161件 [詳細] file127.png 109件 [詳細] file126.png 63件 [詳細] file125.png 14件 [詳細] file124.png 8件 [詳細]

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Last-modified: 2013-03-13 (水) 18:58:59 (4033d)